司法通訳はかれこれ20年近く、裁判所と弁護士会でお世話になってきた。
岐阜にいた頃は、警察署の依頼も受けていたので、ガサ入れの同行もしたことがある。
東京に来てからは、警察署の通訳者に欠員がないらしく、裁判所のみに登録していて、月数件の頻度で、通訳を担当している。
9月もすでに決まったのは2件あって、うち1件は、弁護士の先生に湾岸署での接見を頼まれた。
すごく遠いし、せっかく海辺へ行くのに、犬を連れていって水遊びさせたい。
実をいうと、接見の仕事は非常に安いのだ。
交通に使う時間はカウントされず、民間の通訳案件と比べものにならないぐらい、激安である。
弁護士先生も国選で、安い時給で動いている。通訳者も同じ。
容疑者が訴訟費用を払えず、国が負担しているからだ。
すべての容疑者に平等なチャンスを与える点で言えば、日本は本当の民主主義国家だと思う。
来月は難しい別事件も担当する予定で、法廷の仕事も平常心で通訳できるのは、年の功かも知れない。
※【追悼】
コロナ前ですので、2019年の写真だったと思います。
京都へ行って、稲盛経営学の勉強会で通訳をしました。アメーバ経営という、経理から着眼した手法です。
会社の中で、社員らが最小単位で組織と成して、自ら採算を考え、行動し、黒字化を目指し始めるのです。
稲盛さんは穏やかで大きなことを言わないお方です。
本当に立派な経営者は、そういう方だと思います。
