ある製品のナレーションを担当した時の話です。
中国の現地代理店の代表も立ち会った収録で、試し録りしたら、操作室から音声が入ってきたのです。
「リン・チーリンと思ったぐらい、甘くて、すっきりして、この製品のイメージにぴったりの声でした!どうか、そのまま保って!」と言われたのです。
原稿の翻訳も担当している案件で、年寄り向けの医薬品にかんするデータや、臨床実験の画面に合わせて、優しいながらも、いかにも信頼できるように読むのポイントです。
予定3時間の収録は、録り直し無しで1時間で終了。私を使った収録はいつもびっくりするぐらい早く終わります。自分が翻訳した原稿が読みやすいのも大きいと思いますが、もう1つの原因は、自分が早く終わらせて、帰宅して犬を散歩させたいのです。
ごく単純な理由で、仕事がはかどるわけ。